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大学概要

教員の紹介

松村 昌典
MATSUMURA Masanori
エネルギー総合工学コース / 准教授
機械電気系

研究者情報

  • 学位

    工学博士

  • 担当授業科目

    ??????総合工学概論,??????工学実験II,??????総合工学I,??????総合工学II,流体??????応用,飛行の力学,地球環境工学入門,機械知能?生体工学実験I

  • 専門分野

    流体工学

  • 研究テーマ

    せん断乱流の構造解明と制御,新しい流体計測法および流体解析法の開発,集風塔型小型風力発電装置の研究開発,肝臓切離用ウ ォータージェットメスの研究開発,硬さの違いによる選択的切削能力を応用したウォータージェト食品加工装置の研究開発,軸流サイクロン集塵装置の研究開発

  • 研究内容キーワード

    乱流,渦,後流,コンピュータ援用可視化法,流れの可視化画像解析,流体計測法,小型風力発電,集風装置,ウォータージェットメス,軸流サイクロン集塵装置

  • 所属学会

    日本機械学会,日本流体力学会,可視化情報学会,日本航空宇宙学会,空気調和?衛生工学会

研究室の概要

水や空気などの流れの力学的性質を解明するとともに、その性質を有効利用した応用機器の開発研究を行っています。地球上には、水や空気が満ちあふれており、私達はその中で生活しています。したがって水や空気などの流体の流れは、様々な場面で私達と密接な関わりを持っています。例えば、クルマ,航空機,船舶などの乗り物では、空気や水から受ける抵抗の低減が燃費の向上につながります。また航空機が重力に逆らって上昇する力は、翼に発生する揚力と呼ばれる流体力によるものです。さらにスポーツの世界でも、水や空気による抵抗との戦い(水泳,陸上競技など)や、流体力の有効利用(ヨット,スキージャンプ,球技の変化球など)が、勝敗に大きく影響します。このように私達の生活は、様々な場面で流れが関わっており、様々な分野の未来展望には、流れの力学的解明が必要です。当研究室では、基礎研究として、乱流と呼ばれる不規則に乱れた流れの構造解明や、渦流れに関する実験的研究を行っています。また応用研究として、サイクロン式集塵装置,住宅用風車などの開発研究に取り組んでいます。学生は、自分の興味に応じて1人1テーマの課題が与えられ、得られた研究成果は積極的に学会等で発表しています。またレクリエーション行事も多く、充実した学生生活を送ることができます。

研究室の研究テーマ

  • 基礎研究(乱流の混合?拡散機構の解明とその応用、渦の三次元構造?挙動の解明と制御)

    デルタ翼などの物体後流に生じる縦渦を利用して、乱流混合?拡散作用を制御します。またこれらの現象を利用した応用機器の開発も検討します。また物体の周辺に形成される渦の発生メカニズムや渦の構造、および渦の制御法について研究します。特に渦の三次元構造や変形挙動に注目し、複雑な渦の姿や振る舞いを可視化や風洞を駆使して明らかにします。

  • 新型サイクロン式集塵装置の開発研究

    住宅換気用給気口から小昆虫や塵埃の流入を防止するために、当研究室では軸流型サイクロンを用いた給気フードを新たに開発し、特許を取得しました。これは現在市販されています。今後はこの装置の一層の性能向上(花粉やPM2.5対応)をはかるとともに、エアクリーナーとして種々の装置への応用について検討します。

  • ルーフトップ型住宅用集風塔風車を用いた風力発熱に関する開発研究

    住宅の屋根に設置しやすい集風塔型風車を開発します。また風車から熱エネルギーを得る方法を検討し、電源と熱源を得るハイブリッド風車を開発します。